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今週末の3/15~16(日・月)に、東京ミッドタウンで行われる
「復興デザインマルシェ」というイベントのデザインを担当させていただきます。 震災から4年、今年で4回目のイベントになります。 http://www.jidp.or.jp/marche2015/ 4年前、震災時は地元の静岡にいました。 広島の設計事務所サポーズデザインオフィスに修行に行く直前の時期で、 バタバタと準備してたのを憶えています。 当時、外にいたのですが、それでも大きな揺れを感じました。 静岡はわりと地震が多いので、揺れることには慣れているのですが、 それが東北方面から来ているものとは思いもよらず、 自宅に戻り、ニュースに釘付けになったことを憶えています。 その後すぐに広島に引越し、修行生活が始まると、 社会との接点が無くなるような激烈な日々が始まり、 震災という出来事を意識する余裕すらなくなっていきました。 それでも、ボスの谷尻さんが始めたTHINKという取り組みで、 ゲストでいらした藤代冥砂さんの被災地の写真を拝見したり、 アジカン後藤さんのThe Future Times発行への想いなどをうかがう中で、 報道による極端な情報だけでなく、そこに暮らす人々の日常を想像しました。 あっという間に4年が経ち、 修行を終えて静岡に戻った矢先に、縁あって、 このイベントの会場デザインをさせていただく機会に恵まれました。 共催のKDDIさんが、東北の間伐材を供給してくださるということで、 間伐材を使った会場構成を計画することに。 しかしながら、二日間のイベントのために材木を加工して、 会期が終わったら処分というのは、復興支援を目的とするイベントにおいて 違和感を感じたため、用意した材料はすべてそのまま 二次利用できるということをテーマにしようと決めました。 会場で使った木材は、イベントが終了した後、 東北でツリーハウスを作る事業に利用されることが決まりました。 会場構成以外に、 グラフィックもデザインさせていただきました。 ロゴマークから、DM、リーフレット、エコバッグやスタンプなどなど、 デザインにまつわるものはなんでもやらせていただきました。 最終的に施工も自社で行うことが決まったため、 今事務所は材料で溢れかえっています(汗) なかなかこんな経験はできないので、 とことん楽しんでデザインに取り組ませていただきました。 僕たちのデザイン・設計という技能が、 多少なりとも東北の復興支援に寄与できたら幸いだと考えています。 土曜日の深夜に工事です。 会場しっかり作れるように、準備準備!! [小泉] #
by koizumisekkei
| 2015-03-12 13:17
建築の設計図を手描きしていたころの時代、 大学の建築学科を卒業したばかりの主人公が アトリエ系建築設計事務所で送る日々の物語。 背筋が伸びるような美しい文章で、 読むのが勿体無い気がしてくる。 時代も違うし、僕自身 建築学科を出ているわけではないけれど、 アトリエ系を3年経験したこともあって、感情移入しやすかった。 設計事務所で味わう体験や、小さな気づきがとてもリアルに、繊細に表現されていて、 まるで本物の建築家が書いたように感じられる。 所長が主人公にちょっと怒る場面があるのだけど、 自分が言われているような気持ちになり、 (というか、前のボスに言われていたことと重なり、) 気恥ずかしい気持ちになったり。 淡々と過ぎてゆく日々の描写がなんともリアルで、 この登場人物たちはホントにいるんじゃないか?という気さえする。 実在の建築家がモチーフになっていることもあって、 イメージを重ね合わせることでさらに想像も膨らんだ。 あくまで恋愛小説なのだけど、登場人物一人ひとりに こんなにも情を感じる小説は初めてな気がする。 感動した [小泉]
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by koizumisekkei
| 2014-12-25 15:10
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by koizumisekkei
| 2014-12-24 01:22
いろいろと情報を集めてグーグルマイマップにピンを立ててみた。 そして、東京から友人を招いて、リクエストを聞いて、案内した。 どれだけおススメがあっても、一日で行けるところは限られていて、 数よりも質なのかもしれないと思いつつ、 ついついここも、あそこもと詰め込んでしまった感がある。 2日間の日程の中で、 2日目は予定を大幅に変更し、知合いの整体に連れていった。 その友人の身体には疲れがだいぶ溜まっていたようで、 予定時間より30分長めの2時間コースで、 全身をほぐしてもらったところ、かなーりスッキリしたようで、 ふと「また静岡に来たい」と言ってくれた。 この言葉は、旅程を考えてた人は言ってもらいたい最大の言葉なのだろけど、 想像の比にならないほど嬉しく、 僕が入念に考えたツアーよりも、整体一発の評価があっさりと上回った瞬間に、 これはこれで正解だった!と思った。 尊敬する先輩が言ってた「旅は人に会いにいくもの」という 人の力がもたらす魅力や価値を考えさせられた。 おすすめの場所というのは目的ではなくツールなのだろう。 価値は、その人と過ごす時間や、とりとめも無い会話の中にあるものかもしれない。 その時間をなるべく素敵にするための引立て役として場所があるのかも。 また、紹介したいという魅力をもっているということは、 人であれ、場所であれ、 なんて素晴らしいことなのだろう、と改めて思ったり。 [小泉]
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by koizumisekkei
| 2014-12-15 13:39
上毛町ワーキングステイという企画に参加するということで、 http://miranoshika.org/project/workingstay2014/ 静岡から福岡(ほぼ大分)までクルマで行ってきました。これまでクルマでは、京都までしか行ったことがなく、 「いつかクルマで全国を旅してみたい」などと口に出すことはあっても、 どこかビビッてたり、躊躇してるところがありました。 ところが、いざそれを実行してしまうと、やや腰が痛くなった程度で、 さほど苦も無く出来ちゃうものであったし、 何かひとつ殻が破れたよな気持ちになれたと感じました。 とにかく体験してみるということは、説明しきれない価値があるものです。 今回の旅(ワーキングステイ)、濃密濃厚で、誘ってくれた山口さんが 「2泊3日とかで強行スケジュールで巡るような旅を、3週間ぶっ通し続けたような感じ」 という表現は言い得て妙。ほんとそんな感じでした。 この期間に、異常なほどステキな方々とお会いする機会に恵まれました。 ほとんどが山口さん伝いにお会いした人たちなのだけど、 山口さんというフィルターを通すことで、なんだか違うものになったような、、、 昔、バイト先のママに「人を紹介するときは、ゴルフでいう『ティーアップ』をしなさい」 と教わった言葉を思い出しました。 紹介する相手を持ち上げ、打ちやすく、飛ぶようにしてあげなさい、、、という、 山口さんのそれはまさにティーアップであり、 いい感じに紹介されることで、 その一時では到達できない距離まで、相手と近づけてしまった感覚。 こういう繋がり方は理想的だなぁと、身をもって勉強になりました。 ・・・と、今回のワーキングステイ、 これだけのテキストで終われるような内容ではないのだけど、 この期間でとても大事な気付きはこれかなぁと思い、まず。 [小泉]
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by koizumisekkei
| 2014-11-26 18:14
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