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デザインは一人ではできませーん
木目が綺麗な合板を探すために、
埼玉にある材木市場に行ってきました。
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(↑新宿と書いてあるけど埼玉w)

・・・このベニア板選定作業、実は以前から憧れていて、
流通している素材にも関わらず、その木目の違いすら許さない、
妥協を知らない建築家、、、的な雰囲気がまさしくプロっぽいなと
勝手に思い込んでいて、その念願がさりげなく叶ってしまったわけです。

しかして、現実は甘くなく、
200枚近い在庫の山を、炎天下の下、一枚一枚めくって横に移動して・・・
という作業はなかなかにしびれる作業でした。。。
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そもそも、自分がしんどいとか言う以前に、
通常一般人は入れないその市場に入らせていただくために
時間を割いてガイドしてくださった工務店さん、
きれいに積まれた在庫の山を崩して運んでくれる市場のお兄さん、
一緒に合板探しに付き合ってくださってる内装業者さん、
納期の無い中、合板が届くのを待ってくれている家具屋さん、
そんなリスキーな提案を受け入れ、期待してくれているクライアント、
そんな関係者全員に迷惑と不安を掛けながら、
僕たちのデザインは実現に向かうわけで、
しんどいなんて言えるわけがありません
(・・・現場ではあっさり「暑い・つらい・しんどい」と言ってた、、、かも。。汗)
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デザインは一人ではできません。

関係者のポジティブな協力があって、チームとなってやっと実現するということを、
久々の肉体労働を通じて再認識した次第です。

んで、結果はというと、OKの出せる木目の合板が必要数揃わず、
予期せず方針変更を突きつけられるものとなりました。
これぞまさにピンチ。
「ピンチはチャンス!」とか、実際ピンチのときに口にすると、ふざけてる感が漂います。

こういうシーンでいくつかの選択肢が出てくるわけですが、
愛して止まない「プロフェッショナル仕事の流儀」にならい、
当然のように、厄介な道を選ぶしかないわけです。

それでもたぶん何とかなるし、(関わってくれてる人たちがワルノリに付き合ってくれるから)
そういうほうが当然良いものになるし、
なんなら当初の案より更に良くなってしまうのです。
こういうイベント(予定外の事態)があったほうが記憶にも残るし、結果的に楽しいのです。
だから今回も良いプロジェクトになりそうです。

6月末に特注家具を納めて、
7月上旬に内装改修案件の引渡し、
両案件とも一筋縄にいってないので、良い流れです。

[小泉]
# by koizumisekkei | 2015-06-26 06:29 | Comments(0)
東北へ
被災後の東北へ初めて行きました。
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復興デザインマルシェというイベントで利用した材木を再利用していただくため、
東北ツリーハウス観光協会さんに届けにいくということが目的です。
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無事に納品完了です。

その後、ツリーハウス観光協会の斉藤さんに、
これまでに作ったツリーハウスをいくつか見学に連れて行っていただきました。
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どのツリーハウスも、その木に馴染んでいて良い感じ。
「家」というものに求められる機能のいくつかを削ることで、
本来持っている魅力や、可能性が引き出されてるようにも感じます。

木の上にあることも もちろん素敵な要素だけど、
木の上じゃなくてもカワイイんだろうなぁ。(ツリーハウスと呼ばなくなるか・・)
普段と違う視点で色々考える機会にもなって刺激的でした。
いつか僕たちも、ツリーハウス作りたい!!

_____________________________________
静岡への帰り、道すがら被災地を見てきました。

気仙沼 建築の基礎だけが残る
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陸前高田 地盤の嵩上げをするため、山から土砂を巨大なベルトコンベアで運ぶ
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陸前高田「奇跡の一本松」
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南三陸 ガソリンスタンドの骨格が残っている
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コンクリートの建築がポツンと残っている
(内部は3階まで津波でボロボロなので使えない)
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大川小学校 RC造のモダンな校舎がボロボロになっている
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コンクリートの柱が折れている。
RC造なら大丈夫、ということは無いと考えさせられる。
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坂茂さん設計の女川駅
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駅舎のみを優先して作り上げていることが分かります。
このような駅舎は、街の復興のシンボルとなり、
住民のモチベーションにもなるのだろう、とか思います。
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津波の被害が海側の広範囲にわたっているということを、
実際に見ることで体感しました。

4年経ち、瓦礫やドロは撤去されていて、
いたるところで進む土木工事の様子をみると、
元々何も無かったところに、
とんでもない規模で開発工事を進めているかのような錯覚を覚えるほど、
不思議で違和感のある光景でした。
地震・津波、自然というフィルター越しに
人間の弱さと強さの両方を見せられた気がします。


自分以外のことはコントロールできるものではないから、
状況に応じてどうするかしかないのだけど、
どんな状況でも自ら考え行動できるような自分でいられるよう、
様々な状況に、自らを投げ入れていくことは続けようと思ったり。

[小泉]

# by koizumisekkei | 2015-05-09 11:32 | Comments(0)
バスケットコートのある家
「バスケットコートのある家」の工事、着々と進んでいます。
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下はCGパース、
イメージ通りです。

サッシの取付け前に、柱を黒く塗りました。
空間がグッと引き締まります。
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デザインを担当している僕も、
設計を担当している妹(施主)も、
バスケットボールをずっとやってきました。
施主(ご主人)は大学でバスケ監督をしています。

バスケ経験者あるあるとして、
部屋に小さなおもちゃのバスケゴールを付けたことがある人は多いと思うし、
家の中にリングがあったらなぁ~とか考えた人も多いのでは。
この家は、そんな夢を叶えた家になります。

バスケ経験者にしか分からない絶妙な空間感を、
普通の住宅に差し込んでいます。
バスケ好きがこの家見たら、動悸息切れ間違いなしw

プレイの動きを許容する、ちょうど良い広さ感、
バスケットボールの跳ねを許容する床・壁・天井の仕上げ、
コートと生活空間の混じりあう関係性。

経験者だから設計できたことです。
現場監理をしている妹は、毎日現場に足を運び、
納まりを粘り強く検討しています。


5月の竣工が楽しみです。

[小泉]
# by koizumisekkei | 2015-03-19 09:58 | Comments(0)
復興デザインマルシェ
今週末の3/15~16(日・月)に、東京ミッドタウンで行われる
復興デザインマルシェ」というイベントのデザインを担当させていただきます。
震災から4年、今年で4回目のイベントになります。
http://www.jidp.or.jp/marche2015/

4年前、震災時は地元の静岡にいました。
広島の設計事務所サポーズデザインオフィスに修行に行く直前の時期で、
バタバタと準備してたのを憶えています。

当時、外にいたのですが、それでも大きな揺れを感じました。
静岡はわりと地震が多いので、揺れることには慣れているのですが、
それが東北方面から来ているものとは思いもよらず、
自宅に戻り、ニュースに釘付けになったことを憶えています。

その後すぐに広島に引越し、修行生活が始まると、
社会との接点が無くなるような激烈な日々が始まり、
震災という出来事を意識する余裕すらなくなっていきました。

それでも、ボスの谷尻さんが始めたTHINKという取り組みで、
ゲストでいらした藤代冥砂さんの被災地の写真を拝見したり、
アジカン後藤さんのThe Future Times発行への想いなどをうかがう中で、
報道による極端な情報だけでなく、そこに暮らす人々の日常を想像しました。

あっという間に4年が経ち、
修行を終えて静岡に戻った矢先に、縁あって、
このイベントの会場デザインをさせていただく機会に恵まれました。

共催のKDDIさんが、東北の間伐材を供給してくださるということで、
間伐材を使った会場構成を計画することに。
しかしながら、二日間のイベントのために材木を加工して、
会期が終わったら処分というのは、復興支援を目的とするイベントにおいて
違和感を感じたため、用意した材料はすべてそのまま
二次利用できるということをテーマにしようと決めました。

会場で使った木材は、イベントが終了した後、
東北でツリーハウスを作る事業に利用されることが決まりました。
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会場構成以外に、
グラフィックもデザインさせていただきました。
ロゴマークから、DM、リーフレット、エコバッグやスタンプなどなど、
デザインにまつわるものはなんでもやらせていただきました。
最終的に施工も自社で行うことが決まったため、
今事務所は材料で溢れかえっています(汗)

なかなかこんな経験はできないので、
とことん楽しんでデザインに取り組ませていただきました。

僕たちのデザイン・設計という技能が、
多少なりとも東北の復興支援に寄与できたら幸いだと考えています。

土曜日の深夜に工事です。
会場しっかり作れるように、準備準備!!
[小泉]
# by koizumisekkei | 2015-03-12 13:17 | Comments(0)
火山のふもとで
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友人におススメされて「火山のふもとで」を読みました。

建築の設計図を手描きしていたころの時代、
大学の建築学科を卒業したばかりの主人公が
アトリエ系建築設計事務所で送る日々の物語。

背筋が伸びるような美しい文章で、
読むのが勿体無い気がしてくる。
時代も違うし、僕自身 建築学科を出ているわけではないけれど、
アトリエ系を3年経験したこともあって、感情移入しやすかった。
設計事務所で味わう体験や、小さな気づきがとてもリアルに、繊細に表現されていて、
まるで本物の建築家が書いたように感じられる。

所長が主人公にちょっと怒る場面があるのだけど、
自分が言われているような気持ちになり、
(というか、前のボスに言われていたことと重なり、)
気恥ずかしい気持ちになったり。

淡々と過ぎてゆく日々の描写がなんともリアルで、
この登場人物たちはホントにいるんじゃないか?という気さえする。
実在の建築家がモチーフになっていることもあって、
イメージを重ね合わせることでさらに想像も膨らんだ。

あくまで恋愛小説なのだけど、登場人物一人ひとりに
こんなにも情を感じる小説は初めてな気がする。
感動したぁ~、もっかい読もう。

[小泉]

# by koizumisekkei | 2014-12-25 15:10 | Comments(0)
冬の静岡
今日の静岡は快晴、
下川原の家にメンテナンスでお邪魔したところ、
ベランダ越しに富士山が見えました。
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冬以外では目の前の桜の木に隠れてしまうわけで、
季節によって移り変わる景色を家にいて感じられるのは、
建築デザインができる生活への貢献だと思います。
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静岡は、この時期は特にどこからでも富士山がよく見えます。
富士山の大きさは変わらないのに、
周囲の景色や建築との対比で見え方がだいぶ変わるものです。
こういう景色のある静岡は豊かだなぁと、改めて感じたり。
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[小泉]

# by koizumisekkei | 2014-12-24 01:22 | Comments(0)
静岡の旅
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静岡のいいところをもっと知ろうと思い、旅本・旅雑誌や、知人おススメスポットなど、
いろいろと情報を集めてグーグルマイマップにピンを立ててみた。

そして、東京から友人を招いて、リクエストを聞いて、案内した。
どれだけおススメがあっても、一日で行けるところは限られていて、
数よりも質なのかもしれないと思いつつ、
ついついここも、あそこもと詰め込んでしまった感がある。

2日間の日程の中で、
2日目は予定を大幅に変更し、知合いの整体に連れていった。
その友人の身体には疲れがだいぶ溜まっていたようで、
予定時間より30分長めの2時間コースで、
全身をほぐしてもらったところ、かなーりスッキリしたようで、
ふと「また静岡に来たい」と言ってくれた。
この言葉は、旅程を考えてた人は言ってもらいたい最大の言葉なのだろけど、
想像の比にならないほど嬉しく、
僕が入念に考えたツアーよりも、整体一発の評価があっさりと上回った瞬間に、
これはこれで正解だった!と思った。
尊敬する先輩が言ってた「旅は人に会いにいくもの」という
人の力がもたらす魅力や価値を考えさせられた。

おすすめの場所というのは目的ではなくツールなのだろう。
価値は、その人と過ごす時間や、とりとめも無い会話の中にあるものかもしれない。
その時間をなるべく素敵にするための引立て役として場所があるのかも。

また、紹介したいという魅力をもっているということは、
人であれ、場所であれ、
なんて素晴らしいことなのだろう、と改めて思ったり。

[小泉]

# by koizumisekkei | 2014-12-15 13:39 | Comments(0)


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