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セミナー [永見宏介氏]
本日、静岡ツインメッセにて行われたセミナーに行ってきた。
講演者の永見氏は「桜製作所」の社長。
桜製作所はジョージ・ナカシマの家具の
国内製作ライセンスを所有している。
ということで、ジョージナカシマについてのセミナーでした。

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↑代表作:コノイドチェア
ジョージ・ナカシマと言えば、この椅子のイメージ、、、
というか、コレしか知らないような、つたない知識しかなかった。
そもそも、僕はこの類の椅子が好みではなくて、
スチール系家具商社にいたこともあり、
こういうコッテコテの木工家具、
手作り感満載の職人系プロダクトに興味がなかった。
ただそれでも座ったことが何度かあり、
不思議なほど、座り心地が良かったことを憶えている。

近年の工業デザインの限界というか、
量産と手作りの中間への興味というか、
食わず嫌いは止めとこうという意識も相まって、
丁度こういうセミナーがあるよと教えていただいたこもあって、
行ってきたのだけど・・・・・



そういえば、何でいつも「ジョージ・ナカシマ」とカタカナ表記なのか
イサム・ノグチみたいな感じかなぁ?程度に考えたことはあったけど、
結構正解で、
両親共に日本人であるがアメリカ生まれのアメリカ育ち。

マサチューセッツ工科大で建築を学び、
卒業後世界一周の旅に、
そして日本に降り立つことになる。
日本ではアントニン・レーモンド建築事務所に入所
そこでインドの案件があり、担当者として現地へ。
そこでの経験に大きく影響を受けることに。
・・・ぉぉ、
建築家だということをそもそも知らなかったけど、
フランクロイドライトや、アントニンレーモンド
同世代には前川國男吉村順三がいたようで、
豪勢な巨匠の登場に驚いた。

と、まぁこの辺りWikiから再確認してます。


勉強になったことは、
椅子のような工業製品は、
彼の作品を語る上でごくごく一部の情報に過ぎず、
実は、一品物の制作においての実績の方が、
彼の仕事の本質を表してしたということ。

他のメーカーでは捨ててしまうような
傷や節のある木に、命を吹き込むごとく、
実用的なテーブルに変換してしまう。

c0195438_2393168.jpg
しびれたフレーズは、

私は「不完全」な木を好む。
「不完全」というは人間にとっての解釈で、
傷やら節やらある木の方が、
自然界においては「完全」であり、
それを人間が使うために「完全」な加工を施す。
つまり、
自然においても人工においても「完全」になる。


みたいなことを話されていた。
・・・感動した。

日本人の両親をもち、アメリカで育ち、
インドで宗教思想を学び、戦争を体験した彼は、
自身を何人かと言えば、
本質的にはインド人であると言ったらしい。
なんとも、、、
・・・わからないけどわかる気がする。

そういう複雑な人生体験や、
強い宗教思想に、
高次元の建築技能が加わって、
あのような作風を確立されたのだと、勝手に納得した。

もし、いつか
「そば屋」を設計するチャンスがあれば、
あの椅子をおきたい、、、
などとレクチャーを聞いてる最中に思ったわけですが、
一脚20万の椅子、そうそう置ける店舗は無いなぁ、、、
[小泉]
by koizumisekkei | 2010-02-19 00:05 | Comments(0)
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